Trek Madone SLR インプレ#2 (走ってみた)

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という訳で走ってきました。

お世話になっているShopが館山へのツーリングを企画していたので、それに参加する形で50kmほど走ってきました。で、少しはMadoneの事が分かってきました。

エアロバイクと構えずに普通にロードバイクとして乗れるな~

というのが、第一印象です。
僕の様な「普通の脚力」の人間が乗っても、普通に乗れるバイクです。BB付近は圧倒的な剛性ですが、かと言って、跳ね返されるような変な違和感もないし、良い意味で「普通のバイク」です。

同じ印象はハンドリングにも言えて、ちょっと変な動きをしても全部車体が吸収してくれるようなハンドリングです。よく言えば「懐が深い」、悪く言えば「退屈」。
顕著に出るのがダンシングをした時で、BMCのシクロ車だと上半身も下半身も荷重をかけるポイントは1箇所しか無いのに対して、Modoneは多少ラフな扱いをしても安定したハンドリングが得られます。

ここは、良いとか悪いとか言う話では無くて、好みの問題ですね。
ただ、Modoneの様に圧倒的なハイスピードで飛ばせるバイクにとっては、このハンドドリングは“正しい”方向性だと思います。

まじめに踏むと、速い、速い!!

当たり前の話ですが、Modoneの本領発揮は35km/h超えてからですね。
この速度域からは、空気の層を切り裂くように“速い”ですね、ホントに感動するぐらい。

10kmほどの短い区間ではあったんですが、先頭交代をしながら全力で踏み切る区間があったのですが、今まではついていけなかった人たちについていけたのは完全にバイクのお陰です。

僕の足だと、40km/hを維持するにはせいぜい3分が限界なんですが、その3分間は中毒になる位に楽しいのがModoneです。バイクが、「もっと踏め!! もっとスピード出せ!! もっと風を切れ!!」というメッセージを出しています。

データ上は15km/h程度からエアロバイクの有効性は十分にあるそうです(だから、ほとんどのレースバイクがエアロ化する)が、体感として効果を感じるのはそれなりの速度が必要で、その興奮を得るために頑張っているとあっという間に足が無くなるという楽しい悪循環を経験することができます。

駐車する時ははちょっと気をつかう

何が言いたいかというと、徹底的に軽くするために、ダウンチューブの真ん中とか、フロントフォークの真ん中とかは、ペレッペラな薄いチューブになっています。

これぞ“TREKのOCLVの技術力!!” って事なんですが、この辺に変な方向から力が加わると結構簡単に壊れるだろうな~、って心配はあります(とはいえ、ガンガンに使うけど)。

という事で、総じて楽しいバイクです。
ちなみに、今回はISO Speedの設定は真ん中のままにしていじっていません。
これを最初からいじっちゃうと、パラメーターが増えすぎて何が何だか分からなくなりそうだったので、そこはまたの機会に試してみます。